天気APIを導入中の人工知能アプリ「SELF」について、SELF株式会社 取締役COO:中路 慶吾 様に お伺いしました。
人工知能アプリ「SELF」の概要を教えて下さい。
会話を軸にユーザーのことを理解し、考えるアプリです。
人工知能との会話を通し、自己探求のサポートを徹底して行います。
そして、ユーザーの生活体系や特性を理解しながら、精度の高い返答を返してくれます。自分の状態を見つめ直したり、何かを残したい人に適したアプリだと思います。
技術的には、会話エンジンが大きな機能です。会話エンジンを中心として、自己分析や自動記録を派生的な機能として活用できます。
会話以外にもたくさんあるアプリの各機能について教えて下さい。
会話から得られた行動や状態などを基に、自動日記の作成、ユーザーの性格診断や状況分析を行えます。
日常生活での便利な機能として天気や予定やニュースの情報が得られます。
エンターテインメント要素としては、毎日のおみくじ(占い)、作家が書き下ろした短編集、相性診断など飽きのこないコンテンツを用意しています。
キャラクターが過去の話を覚えていてくれるので、楽しく会話ができますが
人工知能の学習とはどんなものですか?
ユーザーとの会話は全て記憶しており、次の会話へ応用し続けます。
過去の行動や状況のパターン解析、ユーザーの性格分析など様々な要件を組み合わせた中から、最適と思われる会話をアウトプットします。
今回、Contents pocketの天気APIを導入しようとした経緯について教えてください。
SELFはユーザーのライフサポートを目的としているため、1日を通して「必ず気になる情報」について議論した際に、天気情報は必須であるとの結論に至りました。
天気APIを応用しての活用方法があればアドバイスをお聞かせください。
① 予定先とリンクした上での天気や温度の案内や注意喚起
出張先や旅行先での服装なども案内できればいいと思います。
② 体調(心体ともに)と天気の相関関係をデータ化し分析
ユーザー入力型ではすでにあるかもしれませんが、状況分析が非常に曖昧になるため、SELFのように毎日の自然な会話の中での客観的な分析が必要になるかと思います。
インタービューにお答えいただきありがとうございました!
「SELF」
SELFサービスサイト http://self.software
iPhone版アプリ https://appsto.re/jp/0LiG7.i
運営:SELF株式会社 http://self.systems